スキー旅行といえば、ひと昔前は若い人たちの特権のようなイメージを持たれていました。しかし現在はスキーをする若い人たちは減少しています。その反面、スキー旅行のイメージも変わりつつあります。旅行をする人種がバラエティーに富んできました。
年齢層の幅が広くなったのです。昔滑っていたという経験者だけでなく、新たに挑戦したいという年配者も多くいて、そんな方たちのための初心者教室なども開かれています。また、スキーを体験しに訪れる外国人観光客も増加しています。子供たちからおじいちゃんおばあちゃんまでいっしょにいける、二世代三世代の旅としても、選ぶことのできる施設やプログラムの充実ぶりです。
時間の使い方も選択肢が増えてきました。一日中ゲレンデで過ごさなければならないということはなく、滑る時間によって旅行そのものの楽しみ方も違ってきます。ホテルの施設も充実していて、滑らない時間をゆっくりと過ごせるような配慮や楽しみ方がそろっています。午前中だけゲレンデに出て、午後からはカフェやレクリエーション施設で過ごすこともできます。
以前は、ホテルや近隣の町にあるのは若い人向けのショップやレストランなどが多かったのですが、現在はあらゆる年齢層の人を対象にしたおみやげや名物がたくさん見受けられます。山という立地条件から、温泉がある場所も多く、雪景色の中の温泉を楽しむことができるのも、スキー旅行の特権といえるのではないでしょうか。