スキー旅行に慣れていない人は、雪山に行くのだからと完全防備をして出かけてしまいます。もちろん寒さ対策は必要なのですが、やり過ぎには注意しなければいけません。理由は移動のバスや施設内はとても暖かくしてくれているからです。そのため着ているものを脱いで体温調節することになるのですが、あまりに着込み過ぎていると脱ぐのが大変になるのです。

さらにスキーをしていると、どんどん体が温まりやはり厚着では辛くなるため、脱ぎやすいものを選んでおきましょう。それからスキー旅行をする際には、無理して道具をそろえないというのも大切になってきます。張り切って一式購入してしまいがちですが、その後はもう二度と使わないというケースはまずありません。そこでスキー旅行が今回初めてなのなら、とりあえず身に付けるもの以外はレンタルしてみると良いでしょう。

施設にもよるのですが、たいていのところでは板とブーツ、それらを固定する道具は貸してもらえます。中にはゴーグルや帽子、手袋も用意されていることがありますが、他人が使用したものを使うのに抵抗を感じるなら持参しておきたいです。他にも知っておくと良いのがゲレンデでのマナーについてで、くれぐれも真ん中で立ち往生するのは避けましょう。怖かったりうまく板を操れなかったりするものですが、他の客の邪魔になります。

何よりも初心者はうまく方向転換ができないため、激突する恐れがあるのです。身を守るためにも、転倒したら速やかに端の方へと逃げるように心がけると安心です。